退職が決まったあと、健康保険をどうするか迷っていませんか。会社の保険を続ける任意継続にするか、市町村の国民健康保険に入るか、退職前に決めなければなりません。
私は両方の保険料を調べて比べ、任意継続を選びました。私の場合は、任意継続のほうが数万円ほど安く済んだからです。手続きは退職前に会社へ書類を出すだけで、資格確認書も1週間ほどで届きました。

退職後の健康保険は任意継続と国保のどちらがいいのでしょうか。何を見て決めればよいのか分かりません。

私は会社の手引きと市役所の資料で両方の保険料を比べて、安かった任意継続にしました。申し込みは20日以内なので早めに動くのがおすすめですよ。
- 任意継続と国保のどちらかという迷い
- 保険料の調べ方への戸惑い
- 短い手続き期限への不安
この記事では、退職後の健康保険の選び方と、私が任意継続を選ぶまでに調べたことをまとめます。保険料の決まり方は人によって違うので、金額は必ずご自身で確かめてください。これから退職する方の、考える順番の参考になればうれしいです。
退職後に選ぶ3つの健康保険

会社を辞めると、それまで入っていた健康保険からは外れます。
次に入る保険には、大きく分けて3つの道があります。会社の保険を続ける任意継続、市町村の国民健康保険、そして家族の扶養に入る方法です。まずは、それぞれの特徴を整理しておきましょう。
- 会社の保険を続ける任意継続
- 市町村の国民健康保険
- 家族の扶養に入る方法

会社の保険を続ける任意継続
任意継続は、退職前に入っていた会社の健康保険を、辞めたあとも続けるしくみです。
続けられる期間は、最長で2年と決まっています。
在職中は会社が半分を負担していた保険料が、退職後は全額自己負担になる点に注意が必要です。
市町村の国民健康保険
国民健康保険は、お住まいの市区町村が運営している保険です。
保険料は前年の所得をもとに計算され、計算のしかたは市区町村によって違います。
退職した年は前年の所得が高いことが多いため、保険料も高くなりがちです。
家族の扶養に入る方法
家族が会社の健康保険に入っている場合、その扶養に入れることもあります。
扶養に入れれば、自分の保険料はかかりません。
ただし収入の条件があるので、家族の勤め先に確かめる必要があります。
任意継続を選んだ理由

私が選んだのは任意継続でした。
理由ははっきりしていて、2つを比べたときに支払う金額が少なかったからです。制度の良し悪しではなく、自分の場合はどちらが安いかという、それだけの判断でした。
安いほうを選ぶという判断
任意継続と国民健康保険を比べて、支払いの少ないほうを選びました。
どちらに入っても、受けられる医療は基本的に同じです。
同じ医療を受けられるなら、負担の軽いほうを選ぶのが分かりやすい判断でしょう。
数万円の差が出た保険料
調べてみると、私の場合は任意継続のほうが数万円ほど安く済むと分かりました。
退職した年の国民健康保険は、前年の給与をもとに計算されるので高くなっていたのです。
この差を知らずに決めていたら、余分に払うところでした。
家族分を含められる仕組み
任意継続には、家族を被扶養者として含められるという特徴があります。
保険料は家族の人数によって変わらないため、申請をするだけで済みました。
家族がいる場合、この点は国民健康保険と比べるときの大きな違いになります。
保険料の比べ方

比べるといっても、特別な知識はいりません。
私が使ったのは、会社からもらった退職時の手引きと、市役所で手に入る国民健康保険の資料だけです。どちらもすでに用意されている物なので、取り寄せて見比べるだけで判断できました。

会社の退職時の手引き
会社からは、退職するときに手引きの書類が渡されます。
そこに任意継続の保険料や申し込みの方法が書かれていました。
まずはこの手引きに目を通すことが、比べるための第一歩です。
市役所の国民健康保険の資料
もう一方は、市役所で配られている国民健康保険の資料です。
保険料の計算のしかたや、所得ごとの金額の目安が載っています。
分からないときは、窓口で自分の場合の金額を聞いてみるのが確実でしょう。
比べるときに見る数字
見るのは、1ヶ月あたりの保険料と、1年間の合計です。
家族がいる場合は、家族分も含めた金額で比べなければ意味がありません。
保険料は人によって違うので、一般的な相場ではなく自分の数字で比べてください。
任意継続の手続き

任意継続の手続きは、思っていたより簡単でした。
私は退職前に任意継続を選ぶと決めて、会社に手続きの資料を提出しただけです。あとは会社と健康保険組合が進めてくれました。期限が短いので、早めに決めておくことが大切です。
退職前に会社へ出した書類
私の場合は、退職する前に会社へ手続きの資料を出しました。
退職してから自分で動くより、在職中に済ませておくほうが確実です。
会社によって手続きの流れは違うので、担当の方に確かめてください。
20日以内という期限
任意継続には、退職日の翌日から20日以内に申し込むという期限があります。
この期限を過ぎると任意継続は選べなくなるので、いちばん気をつけたい点です。
迷っている時間はあまりないため、退職が決まった時点で調べ始めるとよいでしょう。
1週間で届いた資格確認書
手続きのあと、1週間ほどで資格確認書が届きました。
保険証の代わりになる書類で、病院の窓口ではこれを出します。
届くまでに間が空くので、私は退職前に行ける病院は済ませておきました。
国民健康保険の手続き

国民健康保険を選ぶ場合は、市区町村の窓口で手続きをします。
私は任意継続を選びましたが、比べるために調べたことを書いておきます。こちらにも期限があり、退職日の翌日から14日以内に届け出るのが原則です。
市役所での加入の届け出
手続きは、お住まいの市区町村の窓口で行います。
マイナンバーが分かる物や本人確認の書類が必要になります。
何を持っていけばよいかは、事前に電話で確かめておくと二度手間になりません。
前年の所得で決まる保険料
国民健康保険の保険料は、前年の所得をもとに決まります。
退職した年は前年の給与が計算のもとになるため、保険料が高く感じられます。
翌年は所得が下がるぶん、保険料も下がっていくのが一般的です。
減免の相談という選択
会社の都合で辞めた場合など、保険料が軽くなる制度が用意されていることがあります。
条件は市区町村によって違うので、窓口で相談してみる価値はあります。
相談は無料なので、高いと感じたらまず聞いてみるとよいでしょう。
2年目に考えたいこと

任意継続を選んでも、それで終わりではありません。
続けられるのは2年までなので、その先をどうするかは改めて考える必要があります。私の場合は、収入の中身が変わる予定なので、そのときにもう一度比べるつもりでいます。
2年で終わる任意継続
任意継続で続けられるのは、最長で2年です。
2年たてば、国民健康保険か家族の扶養に移ることになります。
いつ切り替えるかを、早めに頭に入れておきたいところです。
所得の変化と税率
私の場合は、個人年金保険が満期になる予定があります。
一時所得や雑所得との兼ね合いで、税率も変わってくるでしょう。
今のところは、次の年も任意継続を選ぶことになりそうです。
人それぞれ違う判断
どちらが有利かは、その人の所得や家族の人数によって変わります。
私の例はあくまで私の場合であって、同じ結果になるとは限りません。
生命保険の見直しと同じで、自分の数字で考えることが大切だと感じています。くわしくは定年後の生命保険 私が死亡保障を減らした理由にも書きました。
退職後の健康保険によくある質問

退職後の健康保険について、迷いやすい点をまとめました。
ここに書いたのは、私が任意継続を選んだときに調べたことと、実際の体験です。制度の内容や金額は変わることがあり、市区町村によっても違います。最後は加入先や市役所の窓口で確かめてください。
保険証が届くまでの受診
手続きから書類が届くまでには、数日から1週間ほどかかります。
私は1週間ほどで資格確認書が届き、その間に受診の必要はありませんでした。
急ぐ用事がある方は、退職前に受診を済ませておくと安心です。
家族の扶養に入れる条件
家族が会社の健康保険に入っていれば、その扶養に入れる場合があります。
収入の条件があるため、年金や失業給付を受け取る方は注意が必要です。
条件は加入先によって違うので、家族の勤め先を通して確かめましょう。
切り替えを忘れたときの扱い
任意継続には20日以内、国民健康保険には14日以内という期限があります。
期限を過ぎても保険料はさかのぼって請求されるので、放っておくほど負担が増えます。
気づいた時点で、早めに窓口へ相談してください。
保険料が払えないときの相談
任意継続は、保険料を納め忘れると資格を失うことがあります。
国民健康保険には、事情に応じて軽くする制度が用意されている場合もあります。
どちらも放置せず、まず窓口に相談しましょう。
年収が高かった人の選び方
退職前にある程度の年収があった方は、任意継続のほうが安く収まることが多いようです。
国民健康保険は前年の所得で決まるため、退職した年は高くなりやすくなります。
まず任意継続の金額を確かめ、そのうえで国民健康保険と比べる順番がおすすめです。
最新の条件の確かめ方
保険料の計算や制度の内容は、年度や市区町村によって変わります。
ここに書いたことも、私が手続きをしたときの内容です。
必ず会社の手引き、加入している健康保険、市区町村の窓口で最新の内容を確かめてください。同じ時期に届く住民税については、退職後に届く住民税の納付書 高くなる理由と備えにまとめました。年金の種別変更は退職後の年金の手続き 市役所でした種別変更に書いています。
迷わないための早めの準備

私は会社の退職時の手引きと市役所の資料で保険料を比べ、任意継続を選びました。私の場合は数万円ほど安く、家族分も含められたのが決め手です。手続きは退職前に会社へ資料を出すだけで、資格確認書も1週間ほどで届きました。
いちばん伝えたいのは、早めに動いたほうがよいということです。任意継続の申し込みは退職日の翌日から20日以内で、迷っているとあっという間に過ぎてしまいます。
- 任意継続と国保の金額の比較
- 20日以内という短い期限
- 経験者に話を聞く心構え
相談できる経験者を見つけておくと心強いのですが、お金に関わる話なので相手選びは慎重にしたいところです。
退職前にやっておきたいことは、ほかにもあります。使っていない口座の整理は眠っていた銀行口座は埋蔵金 60代の口座整理にまとめました。まずは会社の手引きを開いて、任意継続の金額を確かめてみませんか。


コメント